ポイント3行

  • クレドは2026年10月8日の「凍った道」アップデートで失効するため、シャニかレイダーデッキで残高を使い切っておきたい
  • 第5次遠征ではクエスト進行のリセットを選べるようになり、出発受付は9月29日17時まで。ただし今回はラストコールがない
  • アフェリオンの照準安定化、スニッチスキャナーの実用化、クイックアイテム操作の改善に加え、Unreal Engine 5.7への大型更新も行われた

1.45.0は「凍った道」へ向かう準備アップデート

2026年9月8日、アークレイダースにLive Update 1.45.0が配信された。今回の更新は、新しいレイダープロジェクトや第5次遠征を始めながら、10月8日に予定されている大型アップデート「凍った道」へ橋を架ける内容になっている。

たとえるなら、今回の1.45.0は新しい目的地そのものではなく、そこへ向かう列車の乗り換え案内だ。クレドの終了やレイダーデッキの刷新準備など、今のうちに対応しないと損をする変更がある一方で、武器バランスを大きくひっくり返す調整は少ない。派手さよりも、日々の操作性と安定性を整えることに重点を置いた更新といえる。

公式によると、これが10月8日までの最後のライブアップデートになる。ただし、それまで更新が完全に止まるわけではなく、別に小規模なアップデートが1回予定されている。アップデートが表示されない場合は、まずゲームを再起動してダウンロードを確認しよう。

今回の主な内容は次の通りだ。

分類主な変更重要度
期限付き対応クレドが10月8日に失効最優先
新コンテンツレイダープロジェクト「山を登る」高
期間イベント第5次遠征の開始高
戦闘アフェリオンの武器の揺れを軽減中
PvEスニッチスキャナーからARCが出現中
基盤更新Unreal Engine 5.3から5.7へ更新高
コスメティックホーネットハンターセット、コミュニティのラバーダック、ブーニー低

最優先:クレドは10月8日に失効する

今回、最も見落としてはいけないのがクレドの終了だ。クレドは10月8日の「凍った道」アップデートまで使用できるが、アップデート時にアカウントへ残っている分は失効する。

交換期限までに使わなかったクレドが、新しい通貨へ自動変換されるとは発表されていない。貯金しておけば得をする仕組みではなく、期限を過ぎると消える商品券のようなものだと考えたほうがいい。残高がある人は、シャニとの取引か、まだ受け取っていないレイダーデッキ報酬へ使おう。

対象10月8日以降の扱い
未使用のクレド失効する
すでに受け取った報酬そのまま保持できる
現在のレイダーデッキ報酬新しい報酬システムでも入手可能になる予定
新しい報酬システム「凍った道」と同時に導入予定

すでに獲得した衣装などが取り上げられるわけではない。また、現在のレイダーデッキ報酬も新システムに登場すると案内されている。そのため、欲しくない物まで慌てて取る必要はないが、未使用クレドを残しておく利点もない。まず残高を確認し、欲しい報酬から順に交換するのがおすすめだ。

新レイダープロジェクト「山を登る」

新しいレイダープロジェクト「山を登る」では、シャニが心配している謎のARC信号を追うことになる。信号はチューブシステムの到達範囲を越えた北方の山脈へARCを導いており、アポロはそこへ到達するための実験的な解決策を考えているようだ。

この説明は、10月8日に実装される「凍った道」の新地域へ物語をつなぐ前日譚と考えると分かりやすい。公式が先に明かしている新マップも、山々に囲まれた寒冷地の集落で、村、工場、研究施設、天文台などを含む場所だ。つまり今回のプロジェクトは、突然新マップへ移動するのではなく、レイダーたちがどうやって北へ進むのかをゲーム内で準備する役割を持っている。

現時点の1.45.0告知では、プロジェクトの必要素材、段階数、報酬の細かな内訳までは示されていない。先回りして大量の特定素材を買い集めるより、プロジェクト画面に表示される実際の要求を確認してから納品するほうが安全だ。

第5次遠征が開始、今回はクエストを残せる

第5次遠征の受付期間は、日本時間で2026年9月8日20時から9月29日17時までだ。前回までの2週間から3週間へ延長された一方、締め切り後に救済してくれるラストコールは今回は用意されていない。

ここで特に注意したいのは、キャラバンを完成させただけでは遠征へ申し込んだことにならない点だ。キャラバン完成後、期間中に自分で出発登録を済ませる必要がある。条件を満たしていても登録を忘れれば出発できないので、締め切り直前まで放置しないほうがいい。

第5次遠征の項目内容
受付開始2026年9月8日20時
受付終了2026年9月29日17時
出発登録済みのプレイヤーが9月29日に出発
受付期間3週間
ラストコールなし
クエスト進行リセットするか自分で選択可能
保管庫拡張12枠、遠征による追加枠は最大60
遠征のボーナススキルポイント最大15ポイント
連続ボーナス経験値、スクラッピーの素材、修理価値が最大3段階

1.45.0では、遠征を開始してもクエストが初期設定でリセットされなくなった。出発時に、クエストをリセットするか、現在の進行を維持するかを選べる。毎回同じクエストをやり直す負担が減るため、物語や攻略を進めている途中のプレイヤーにはかなり大きな改善だ。

一方、ハルクラッカーの設計図はクエストライン限定だったため、クエストをリセットしない人向けに別の入手方法が用意される予定だ。ただし1.45.0の発表では、その具体的な入手場所までは示されていない。

第5次遠征は、2027年初頭までに予定されている遠征システム改修前の最後の遠征になる。完了すればゼニスアウトフィット一式、謎の報酬、保管庫12枠などを獲得できる。遠征休止中も獲得済みの連続ボーナスは維持される予定なので、出発するか迷っていた人にとっては参加する価値が高い回だ。

また、現在のトライアルシーズンは9月22日に終了し、10月8日まで2週間休止する。遠征の締め切りは9月29日なので、トライアル終了日と混同しないようにしよう。

アフェリオンは狙いやすくなったが、火力強化ではない

レジェンダリー武器のアフェリオンは武器の揺れが軽減され、照準時の安定性が向上した。照準がふらつく幅が小さくなるため、遠距離の小さな弱点や、動いているARCの部位を狙う場面では弾を当てやすくなる。

ただし、公式発表にダメージ、連射速度、装弾数、射程の変更は書かれていない。数字上の瞬間火力が上がったわけではなく、狙った場所へ実際に当てやすくなったという使い勝手の改善だ。静止した大型ARCへ近距離から撃つ場面では差が小さく、遠距離戦や弱点狙いほど恩恵が大きいだろう。

PvPでも同じく命中の再現性は上がるが、敵を倒すまでに必要な弾数が減ったと断定できる調整ではない。アフェリオンをランキングで一段上げるかどうかは、実戦での集弾と反動を確認してから判断したい。

PvEで注目したい3つの変更

スニッチスキャナーがARCを呼び出すようになった

投げられるARC部品のスニッチスキャナーが、通常のスニッチと同じようにARCを出現させるようになった。ただし、強力なARCが出現する確率は通常のスニッチより低い。

これまでは投げて音を出すだけの変わった道具という印象が強かったが、今後はARCを意図的に集める用途が生まれる。敵レイダーのいる建物付近へ投げて混乱を作ったり、ARCを別方向へ集めて移動経路を空けたりできる可能性がある。

ただし、出現するARCの種類や数、呼び出しまでの時間は今回の告知で数値化されていない。自分の退路までふさぐ危険もあるため、最初は脱出経路を確保したうえで試したい。

マトリアークの踏みつけ貫通を修正

マトリアークの踏みつけが、高い遮蔽物の向こう側や、マトリアーク本体の上にいるプレイヤーへダメージを与えることがある問題が修正された。壁を使って攻撃を避けたのに被弾する理不尽さが減り、遮蔽物の位置取りが結果へ正しく反映されやすくなる。

これはマトリアーク自体の攻撃力低下ではない。遮蔽物のない場所で踏みつけを受ければ、これまで通り危険だ。安全になるというより、正しく避けたときに正しく助かる修正と考えよう。

ARCタービンの地雷へピンを打てる

ARCタービンが配置する地雷へピンを打てなかった問題も直った。スクワッドでは「あそこに地雷がある」と音声だけで説明するより、位置を直接共有できるほうが圧倒的に早い。戦闘能力そのものを変える調整ではないが、味方の事故を減らせる実用的な修正だ。

操作性と移動まわりの改善

クイックアイテムの切り替えと、クイック使用ホイールを別々のキーへ割り当てられるようになった。アイテム切り替えだけを無効にしたり、従来通り両方を同じキーへ割り当てたりもできる。

ホイールを閉じた直後、意図せず別のアイテムへ切り替わってしまう人は、設定を分離すると操作ミスを減らせる。回復アイテムを使いたかったのにグレネードへ切り替わる、といった小さな事故はPvPでもPvEでも致命傷になるため、アップデート後に一度キー設定を見直しておきたい。

移動する足場へ着地したときの追従処理も変わった。今後は空中にいる間ではなく、着地した瞬間から足場の動きへ追従する。まだ触れていないのに空中で引っ張られるような動きが減り、着地点を予測しやすくなる修正だ。

安定性と画面表示の変更

安定性では、PS5でセッション開始直後に発生することがあったクラッシュと、ゲーム中に特定のキーを素早く連打した際のクラッシュが修正された。チームメイトがサインアウトして再参加したあと、スクワッドが準備完了できずマッチメイキングを始められなくなる問題も修正されている。

UIでは次の変更が入った。

  • スタックの一部を捨てたとき、ロードアウト重量がすぐ更新される
  • スキルツリーの選択済みノードの見た目を調整
  • 距離に応じて表示される一部のマップマーカーを修正
  • インベントリ満杯時の取得表示に「ロードアウトがフル」と出る
  • キュー中のオフライン状態や、互換性のないクロスプレイ設定に対するエラー説明を改善

重量表示の即時更新は、持ち帰る品をその場で選別するときに助かる。何かを捨てたのに表示上は重いまま、という時間差が減るため、危険な場所でメニューを見続ける時間を短くできる。

オーディオでは、イコライザーをしまったときに発射音が鳴ることがある問題と、レイダーボイスを有効にするとボイスチャットが動作しない問題が修正された。前者は偽の銃声で周囲の判断を狂わせる可能性があり、後者はスクワッド連携を直接妨げるため、どちらも見た目以上に重要な修正だ。

Unreal Engine 5.7への更新は今回の隠れた大変更

アークレイダースの基盤となるUnreal Engineが、5.3から5.7へ更新された。バージョン番号だけを見ると小さな項目に見えるが、ゲーム全体を載せている土台を複数世代進める大きな変更だ。

ただし、パッチノートは具体的なフレームレート向上率、読み込み時間、画質の変化を示していない。したがって「必ず軽くなった」「全員のクラッシュが直った」とまではいえない。今回の既知の問題にもPCやXbox Series Sのクラッシュが残っているため、更新直後は自分の環境で動作を確認する必要がある。

ゆろぐ所感としては、この更新は1.45.0だけを見るより、10月8日の「凍った道」へ向けた基盤整備として見るのが自然だと思う。新マップは高低差が大きく、地上と地下の脅威、新しいARC、大規模なARCの活動などを予定している。新しいコンテンツを載せる前にエンジンを更新しておく意図は理解しやすいが、実際の性能改善は計測結果が出るまで慎重に評価したい。

コスメティックとラバーダック

ホーネットハンターセットが今回の目玉の一つとして追加された。さらに、ブーニーのアウトフィットは9月15日から入手可能になる。

コミュニティ投票で選ばれたラバーダックもゲーム内へ登場した。鳥の街へ向かえば、コミュニティがデザインしたアヒルをレイダーのアジトへ飾れる。戦闘性能には影響しないが、レイドで拾った物がアジトの景色へ反映される楽しみを増やす追加要素だ。

既知の問題、PC版はWindows Updateにも注意

1.45.0でも未解決の問題が複数残っている。特にクラッシュと入力消失はゲーム進行へ直接影響するため、自分の機種に該当する項目を確認しておこう。

  • 一部のプレイヤーが「幻の標的」プロジェクトの第2部を開始できなかった。今後のアップデートで補償予定
  • Xbox Series S向けに複数の安定性改善を実施したが、クラッシュが続く場合は報告が必要
  • PCではWindows UpdateのKB5121003に関連するクラッシュを確認中
  • Epic Games Store版ではキーボード入力が突然失われる場合がある。オーバーレイを無効にするか、いったん画面を切り替えて戻る方法が案内されている
  • 生皮のヘッドギアを非表示にしても残る場合がある
  • トリガー・グレネードを投げた直後に起爆すると、投擲アニメーションが再生されない場合がある
  • 障害物を乗り越えた直後に武器を替えると、切り替えアニメーションが崩れる場合がある
  • バロンハスクの探索を中断すると、プレイヤーのアニメーションが崩れる場合がある
  • 隠された貯蔵庫の一部の部屋で、シュレッダーが天井へ浮く
  • リーパーがARCタービンを通り抜けて跳ぶ場合がある
  • ARCに乗っている状態で撃った弾が正しく命中判定されない場合がある
  • 一部のドアを懐中電灯の光が通り抜ける場合がある
  • トライアンフ、リーバー、アジマスのアウトフィットに表示の重なりがある

KB5121003に関連するPCクラッシュには、公式Discordで暫定的な回避策が案内されている。ただしOS更新を戻す操作はセキュリティ面にも影響するため、内容を確認せずに削除するのは避けたい。まずゲームやドライバーを最新にし、問題が続く場合に公式案内を確認する順番が安全だ。

英語版と各ローカライズ版で内容が違う2項目

公式英語版と日本語・韓国語・ポルトガル語版には、記事作成時点で2つの食い違いがある。

項目英語版各ローカライズ版この記事での扱い
生皮のヘッドギア既知の問題修正済み未解決の可能性があるとして注意
重度の過積載記載なし歩行のみに制限し、ダッシュとジャンプを無効化する新段階を追加英語版にない情報として断定を避ける

とくに生皮のヘッドギアは「直った」と「まだ直っていない」が正反対なので、実機で直っている前提にしないほうがよい。重度の過積載も、各ローカライズ版ではロードアウト重量を大幅に超えた際の新しい制限として説明されているが、英語版には同じ項目がない。今後の公式更新かゲーム内での確認を待ちたい。

ゆろぐ所感:派手さは控えめでも、今すぐ確認すべきことは多い

1.45.0は、大型アップデートのように新武器や新マップで環境を塗り替える内容ではない。それでも、プレイヤーが今すぐ行動すべき変更は多い。

最優先はクレドの消化、次が第5次遠征への登録だ。どちらも期限を過ぎてから取り戻すのが難しい。特に遠征はラストコールがないので、「キャラバンを完成させたから大丈夫」と思い込まないようにしたい。

実戦面では、アフェリオンの使いやすさ向上と、スニッチスキャナーの役割変更が面白い。前者は素直な品質向上だが、後者はPvE用のおもちゃだった部品を、ARCと敵レイダーを巻き込む戦術道具へ変える可能性がある。出現率や呼び出される敵の内訳が分かれば、専用の使い方を研究する価値がありそうだ。

そして長期的には、Unreal Engine 5.7への更新が最も大きい。表面上の変更が少ない今のうちに土台を更新し、「凍った道」の新マップや新ARCへ備える流れに見える。10月8日までは小規模アップデートも予定されているため、今回残ったクラッシュや入力問題、日英パッチノートの差がどう整理されるかも追いかけたい。

まとめ4行

  • クレドは10月8日の「凍った道」実装時に失効するため、シャニかレイダーデッキで早めに使い切ろう
  • 第5次遠征は9月29日17時までに登録が必要で、今回はラストコールなし。クエスト進行を残して出発できるようになった
  • アフェリオンの照準安定化、スニッチスキャナーのARC出現、マトリアークの踏みつけ修正など、PvEで役立つ改善が多い
  • Unreal Engine 5.7への更新は「凍った道」へ向けた重要な基盤整備だが、既知のクラッシュや日英告知の差には引き続き注意したい