

ポイント3行
- 「Friendly?」と話しかけられた瞬間に固まってしまう人へ、ゲーム音声を聞き取って日本語字幕にしてくれる自作アプリ「RealTimeTranslator」を無料配布中
- OpenAIのAPIキーを自分で用意するBYOK方式なので、私(開発者)側のサーバーを経由せず音声が外に漏れない安心設計。完全な日本製・MITライセンス
- 一番の難関である「OpenAIのAPIキー取得」を、中学生でも迷わないレベルで画像つき手順にして解説します
📥 アプリのダウンロードはこちら(完全無料)
🟢 ▶ ここをクリックしてダウンロード開始
上のリンクをクリックすると、Windows用のインストーラ(セットアップファイル)が自動でダウンロードされます。ダウンロードが終わったら、そのファイルをダブルクリックして、画面の指示通りに「次へ」を押していくだけでインストール完了です。
- 対応OS:Windows 11(または Windows Server 2022 以降)
- 料金:本体は完全無料 | OpenAIの利用料金のみ別途必要(後述)
- インストーラ形式なので、ややこしい設定や解凍作業は一切不要
🐙 ▶ ソースコードはGitHubで全公開しています
「知らないアプリを入れるのはちょっと不安……」という人は、上のGitHubページで全ソースコードを確認できます。MITライセンスなので、誰でも自由に閲覧・改変・配布が可能です。
⚠️ ダウンロード時とインストール時の警告画面が出たら(必ずお読みください)
このアプリは私が個人で開発しているため、マイクロソフト社の有料コード署名証明書をまだ取得していません。そのため、ダウンロードの最中とインストールの開始時に「青い警告画面」が表示されます。アプリ自体は安全ですので、以下の手順で警告を解除してください。
🌐 ステップ1:ブラウザでのダウンロード警告を解除する
Microsoft EdgeやGoogle Chromeでダウンロードすると、「一般的にダウンロードされていないファイルです」「危険な可能性があります」のような警告が出ることがあります。

操作手順:
- Microsoft Edge:画面右上のダウンロードアイコンに警告マーク付きの項目が出るので、その項目にカーソルを合わせて「…」→「保持する」をクリック
- Google Chrome:右上のダウンロードアイコンを開き、警告項目の右の「∨」または「…」→「継続」または「保持」をクリック
- Firefox:ほとんど警告は出ませんが、もし出たら「ファイルを保存」を選択
これでダウンロードが完了し、ダウンロードフォルダに RealTimeTranslator-win-x64-Setup.exe というファイルが保存されます。
💻 ステップ2:インストール時の「青い警告画面」を突破する
ダウンロードしたインストーラをダブルクリックすると、画面いっぱいに「Windows によって PC が保護されました」という青っぽい全画面の警告が出ます。これはマイクロソフトのスマートスクリーン機能による安全確認です。

操作手順:
- 青い画面の真ん中あたりにある 「詳細情報」 という小さい青字リンクをクリック
- すると、文章が展開されて画面下に 「実行」 ボタンが新しく現れます
- その 「実行」 ボタンをクリック

その後、Windowsから「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と再度確認画面が出ますので、「はい」を選んでください。
これで本来のインストール画面に進み、あとはいつものアプリと同じく「次へ」を押していくだけで完了します。
なぜ警告が出るの?怪しいアプリなの?
Windowsは「マイクロソフトに身元証明書代を払って認証を受けたアプリ」には警告を出さない仕組みになっています。この証明書は開発者側で費用が掛かります。
つまり警告が出るのは、「ウイルスが入っているから」ではなく、「個人開発者が身元証明書代をまだ払えていないから」 という事務的な理由です。(後程対応します) 中身が心配な人は、前述のGitHubページで全ソースコードを公開しているので、確認してから使ってください。将来的に身元証明書を取得できれば、警告は出なくなります。
はじめに:あの一言が出ない問題
アークレイダースをプレイしていて、近接ボイスチャットで突然「Hey, friendly?」「Don't shoot man!」と話しかけられたこと、ありませんか?
私は最初、何を言っているのか聞き取れないまま反射で撃ってしまい、相手の野良プレイヤーから「Why bro……」と悲しい声が漏れていたのを今でも覚えています。あれは本当に申し訳なかった。
このゲーム、近接ボイチャでの交渉が生存率を大きく左右するのに、海外サーバーや国際マッチでは英語が飛び交うため、リスニングに自信がない人にとっては「会話が始まった瞬間に詰み」みたいな状態になりがちです。
そこで私が自分用に作って、せっかくだから配布することにしたのが今回紹介する RealTimeTranslator というデスクトップアプリです。アークレイダースの音声だけをこっそり聞き取って、画面下に日本語字幕として表示してくれます。
RealTimeTranslatorって何ができるの?
ざっくり言うと、こういうアプリです。
- 指定したアプリ(アークレイダース本体やDiscordなど)の音声だけを取り出す
- その音声をOpenAIの翻訳AIにストリーミング送信
- 戻ってきた翻訳テキストを、半透明の字幕ウィンドウとしてゲーム画面の上に重ねて表示
つまり、ゲーム画面はそのまま、字幕だけが画面下にふわっと出るイメージです。アークレイダースのフルスクリーンを邪魔せず、Friendlyコールも罵倒も全部日本語で読めるようになります。

主な機能
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| プロセス別音声取得 | アークレイダースの音だけ翻訳。Discord通話やBGMは混ざらない |
| ストリーミング字幕 | 喋り始めから1〜2秒で字幕が出始める。確定したら太字に切替 |
| 半透明オーバーレイ | クリック透過で操作の邪魔にならない。位置・行数・透明度を調整可 |
| 日本語フォント5種同梱 | 視認性重視のフォントを内蔵。OSにフォントが入ってなくても綺麗 |
| 背景色12種 | 明るいマップでも暗いマップでも字幕が読めるよう背景色を切替可能 |
| VAD音声検出 | 人の喋り声が無いときはAIに一切送らずトークン消費ゼロ。長時間プレイでも財布に優しい |
| コスト見える化 | セッション中の推定料金がリアルタイムで画面に出る |
| 翻訳ログ保存 | 後から「あいつ何て言ってたっけ?」を読み返せる会話ログ画面 |
特に推したいのが 「プロセス別の音声取得」 です。ゲーム全体の音をマイクで拾い直すような原始的な方法ではなく、Windows 11以降の機能(プロセスループバック)を使ってアークレイダースの音声だけを直接掴みます。Discordの友達の声が翻訳されることも、YouTubeのBGMが混ざることもありません。
使い方は3ステップだけ
セットアップさえ終われば、毎回の起動はめちゃくちゃシンプルです。
ステップ1:翻訳したいプロセスを選ぶ
アプリを起動すると、現在音を出しているプロセスの一覧が出ます。ここから「ARC Raiders」を選ぶだけ。

ステップ2:開始ボタンを押す
選択したら「翻訳開始」を押します。これで字幕用の半透明ウィンドウが画面に現れて、AIが待機状態になります。
ステップ3:ゲームを起動して遊ぶ
あとはいつも通りアークレイダースを起動して遊ぶだけ。近接ボイチャで誰かが話しかけてきた瞬間、画面下部に日本語字幕が流れ出します。
字幕のフォント、文字色、背景色、表示時間、行数などは設定画面から好みに合わせて変更できます。 私は黒背景・白文字・少し大きめのフォントサイズに設定していて、激しい戦闘中でも目線をあまり動かさずパッと読めるので重宝しています。

一番の山場:OpenAIのAPIキー取得手順
ここが本記事のメインです。アプリの使い方より、こっちのほうが圧倒的に難しいと感じる人が多いはず。
「APIキー」というと急に難しそうに見えますが、要は 「OpenAIのAIに喋りかけるための合言葉」 です。これを入手して、アプリの設定欄に貼り付けるだけで動き始めます。
ただ、OpenAI側の画面は基本的に英語ですし、クレジットカード登録や課金の概念が出てきて初見だと結構ビビります。中学生でも迷わないように一つずつ書いていきます。
1. OpenAI公式サイトでアカウントを作る
ブラウザで「platform.openai.com」と打ってアクセスします。右上の「Sign up」ボタンからアカウントを作成してください。
- メールアドレス+パスワード、もしくはGoogleアカウントでログイン可能
- 名前と生年月日、組織名(個人なら「Personal」でOK)を入力
- SMSによる電話番号認証あり(日本の携帯番号でOK、+81から始める)

2. クレジットカードを登録する
ログインしたら、左サイドバーから「Billing(請求情報)」のページに進みます。「Add payment method」をクリックしてクレジットカード情報を登録してください。
- VisaかMastercardの普通のカードでOK
- 学生でカードがない場合は、Vプリカやバンドルカードなどのプリペイドカードでも登録できることが多い
- デビットカードはOpenAI側で弾かれることがあるので、できればクレジット推奨
カード番号、有効期限、セキュリティコード、請求先住所(半角ローマ字、郵便番号は半角ハイフン入り)を入力します。

3. クレジットを購入する(最低10ドル)
カード登録だけでは使えません。先に「使う分のお金」を前払いで入金する必要があります。これは月額契約ではなく、ガソリンスタンドの先払いみたいなイメージです。
- 「Add to credit balance」から最低10ドルを購入
- 為替にもよりますが、だいたい1,500〜1,600円くらい
- 一度入れたクレジットは有効期限内なら何度でも使える
「Auto recharge(自動入金)」のチェックはオフのままで大丈夫です。オンにすると残高が減ったとき勝手にカードから引き落とされるので、最初は手動入金が安心です。
4. APIキーを発行する
左サイドバーの「API keys」をクリック。「Create new secret key」を押して、キーに好きな名前(例:ARCRaiders字幕用)をつけて作成します。
すると sk-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx という長い文字列が表示されます。この画面を閉じると二度と確認できないので、必ずその場でコピーしてメモ帳などに貼り付けて保管してください。

5. RealTimeTranslatorに貼り付ける
アプリを起動して、設定画面の「OpenAI Realtime」セクションにある API Key 欄に、コピーした文字列をそのまま貼り付けます。これで完了です。
このキーはアプリ内でWindows標準の暗号化機能DPAPIによって暗号化されたうえで保存されるため、設定ファイルを誰かに見られても中身は読み取れません。さらに別のPCに設定ファイルをコピーしても復号できない仕様なので、安心して使ってもらえます。
料金はどれくらいかかるの?
APIキーを使うとAI利用料がOpenAIから請求されますが、想像しているより全然安いです。
私が普段アークレイダースを2時間プレイして、近接ボイチャが頻繁に飛び交うようなセッションでも、だいたい1セッション50〜100円程度 で済んでいます。
しかも画面に「現在の推定料金」がリアルタイム表示されるので、「気づいたら万単位で課金されてた」みたいな事故は起きません。残高が尽きたら勝手に翻訳が止まるだけです。
最初に入れる10ドル分のクレジットで、ライトに遊ぶ人なら半年以上は持つはずです。
ここが他アプリと違う:VAD機能のおかげで声がない時はトークンを1円も消費しない
ここまでランニングコストを抑えられる最大の理由は、アプリに内蔵された VAD(音声活動検出機能) にあります。VADは「今マイクから流れている音が、本当に人間の喋り声なのか」を瞬時に判定してくれる仕組みです。
考えてみてください。アークレイダースのプレイ時間のうち、近接ボイチャが鳴っている時間ってどれくらいでしょう?
- 単独で物資を漁っているソロ移動の時間
- 草むらに隠れて敵をやり過ごしている時間
- 環境音や足音しか鳴っていない探索時間
- 遠くで銃声だけしていて近接ボイチャは発生していない時間
体感ですが、プレイ時間の8〜9割は「人の声が流れていない無音時間」 です。ここを真面目にAIへ流してしまうと、トークンが無駄に溶けるだけでなく、字幕欄に「(無音)」みたいなゴミテキストが流れてきて見づらくなります。
そこで活躍するのがVADです。アプリは音声を逐一チェックして、「今のは風の音」「今のは足音」「今のは銃声」と判定したものはOpenAIへ送らず、人の声らしきものを検出した瞬間だけストリーミングを開始 します。
つまり、アプリを5時間つけっぱなしで遊んでも、実際に課金対象として送られているのは「誰かが話していた累計数十秒〜数分」だけ。残りの何時間という無音区間は、トークンを1秒も消費しません。これがランニングコストをここまで下げている最大のカラクリです。
しかも検出の強さは用途に合わせて4つのプリセットから選べます。
| プリセット | こんな人向け |
|---|---|
| ふつう(推奨) | 既定値。普通に遊ぶならこれで十分(一般的な規定値よりちょっと感度を大きめにしてあります) |
| 頭と尻尾を取りこぼさない | 言葉の出だしや語尾を一文字も逃したくない人向け。送信量はやや増 |
| ガッツリ節約 | コスト最優先。多少聞き逃してもとにかく安く済ませたい人向け |
| カスタム | しきい値・先読み時間・余韻時間を全部手動で詰める上級者向け |
さらに画面には「VADで何秒分の送信をスキップして節約できたか」がリアルタイム表示されます。「今のプレイで何分節約できた」と数字で見えるので、節約してる実感が湧いて気持ちいいです。
アプリは完全無料・プライバシー重視・日本製です
ここを一番伝えたかったところです。
なぜ無料で配れるのか
理由はシンプルで、翻訳料金はあなたのOpenAIアカウントから直接引き落とされる仕組み、いわゆるBYOK方式(自分の鍵を持ち込んで使うスタイル) だからです。私(開発者)側でAPIサーバーを運用しているわけではなく、あなたのPCからOpenAIへ直接通信が飛ぶだけ。だからアプリ本体の利用料はゼロで配布できます。
「無料アプリは怪しい」と思う人もいるかもしれませんが、種明かしすれば「お金がかかる部分はあなたが直接OpenAIに払うから、私は仲介料を取りようがない」というだけの話です。
情報送信について
- 音声データはあなたのPCから OpenAIサーバーへ直接送信 されます
- 私(開発者)のサーバーや解析基盤を経由することは一切ありません
- アクセス解析、テレメトリ、広告SDK、いずれも入っていません
- APIキーはWindowsの暗号化機能で守られた状態でローカル保存
要するに、「あなた」⇔「OpenAI」の通信があるだけ で、それ以外の第三者は介在しません。OpenAI側にデータが送られること自体が嫌な人にはおすすめできませんが、その点が許容できるなら情報漏えいの心配はほぼ無いと考えてもらって大丈夫です。
日本製・MITライセンス
開発者は私、ゆろちです。日本人が日本のアークレイダースプレイヤーのために作った、純国産のアプリです。ライセンスはMITで、ソースコードもGitHubで全部公開しています。「中で何やってるか分からない海外製アプリは怖い」という人にも、コードを見て安心してもらえるはずです。
こんな人におすすめ
- 海外サーバーで「Friendly」と言われても聞き取れず撃ち合いになってしまう人
- リスニングは苦手だけど、字幕ありなら英語の意味は分かる人
- 翻訳のためにDiscordや別アプリを立ち上げるのが面倒な人
- AIの月額サブスクは要らないけど、必要な分だけ従量で払うのは抵抗ない人
- 海外配信者のアークレイダース実況にも字幕を付けて見てみたい人(プロセスを変えれば配信視聴クライアントの音にも使えます)
逆に、PCのスペックが極端に低い場合(特にWindows 10より古いOS)は対応しないので注意してください。プロセス単位で音声を掴む仕組みがWindows 11以降の機能なので、ここはどうしても譲れない要件です。
📥 もう一度:ダウンロードはこちらから
🟢 ▶ 今すぐダウンロードを開始する
Windows 11 用インストーラ | 完全無料 | クリックするだけでセットアップファイルが落ちてきます
🐙 ▶ GitHubで全ソースコードを確認する
MITライセンスでコード全公開 | 中身が気になる人はこちら
まとめ
- 「Friendly?」が聞き取れずに撃ってしまう悲劇は、画面に日本語字幕を出すだけで防げる
- RealTimeTranslatorは私が個人で作ったアークレイダース向けリアルタイム字幕アプリで、本体は完全無料・日本製・MITライセンス
- お金がかかるのはOpenAIのAPI部分だけで、しかもVAD機能が「声がない時間」は一切送信しないので、2時間プレイでも50〜100円。最初の10ドル課金で半年は遊べる
- 唯一の難関であるAPIキー取得は、本記事の5ステップ手順をなぞればOK。これで明日からの近接ボイチャが「怖いもの」から「楽しい交渉ゲーム」に変わるはず
英語が話せなくても、聞き取れなくても、字幕さえあれば交渉のテーブルにつけます。アークレイダースの最大の魅力である「対人交渉」をもっと楽しむための補助輪として、ぜひ使ってもらえると嬉しいです。
Good luck, Raiders!